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空のくじら どこまでも曲がりくねって続く いつまでも変わることない道 あの日の空に 茜色を映し くじらが泳ぐ 秋の夕暮れ 緩(ゆる)やかな風が頬を掠(かす)め 果てしなく伸びていくような雲 あの日の空に黄昏が滲み くじらが浮かぶ 秋の夕暮れ 振り向けば遠く巡る記憶 夕映えの道に続く足跡 あの日の空に 優しさを載せた くじらが揺れる 秋の夕暮れ 思い出の丘を染めてる光 柔らかに灯り始める月 あの日の空に 深紅に溶けて くじらが遊ぶ 秋の夕暮れ 空に微睡むくじらに映る なだらかな坂 転がる記憶 夕影の向こう潜む雨雲 遠く儚く消えていく 追憶の欠片そっと拾えば 遥かなる景色が蘇る あの日の空に 淡く燃えながら くじらが運ぶ 秋の夕暮れ さよならと呟く声は遠くに WoWoWoo 別れ道ひとり振り向かず行く WoWoWoo 沈む陽炎 光の狭間 くじらが眠る 静寂の宵 どこまでも揺れて霞んで響く いつまでも途切れることない音 あの日の空を 赫(かく)色に染めて くじらが駆ける 幻の刻(とき)